弊社では、塩竈市の離島・寒風沢（さぶさわ）島で、天水で育った希少なササニシキを使い、「純米吟醸酒・寒風沢」を醸しています。セットのグラス「よいがらす」は、同じ寒風沢島の土を溶かし、一点一点吹いて作られました。日本酒の原点である水・米・土の物語をお客様にお届けし、日本酒を深く味わい、楽しむ。それが「よいがらす」です。

セット内容
・純米吟醸 浦霞 寒風沢 720ml
・寒風沢島の記憶『よいがらす』1個
・木箱入り

ガラスについて
「よいがらす・寒風沢」は、日本酒・寒風沢の原料である寒風沢米が取れる水田や、その周辺の海岸などから採取した砂を溶かし、制作されました。緑と黄が少しずつ混じり、うっすらと青が感じられる色です。
塩竈市・浦戸諸島の自然をモチーフに、３つのグラス（鹽竈ザクラ、稲穂、海の波紋）が完成しました。

○海の波紋/浦戸
波の穏やかな浦戸の海では、少しの風に水面が揺れ、綺麗な波紋を広げます。「浦戸」の上からの景色はそんなゆったりとした波紋をイメージしました。

＜作家紹介　〜海馬ガラス工房について〜＞
「寒風沢・よいがらす」に使用されるガラスの原材料は、米を育てる田んぼの砂です。
ガラス作家・村山耕二は、以前より広瀬川の砂や、歴史ある土地の土を用いて、「仙台ガラス」を制作してきました。今回もまた、村山本人が水源や田畑を訪れ、砂を吟味、採取し、グラスを制作いたしました。日本酒がその土地の水や米によって様々に味わいを変えるように、その土地の砂を溶かしたガラスには、その土地にしかない色や風合いが表れます。
土地のお酒を、土地のグラスで味わう。
それは、何千、何万年と続く自然の営みをいただくことに他なりません。

村山耕二　海馬ガラス工房
宮城芸術協会会員／日本ガラス工芸会会員／国画会会友
1967年、山形市生まれ。
1996年、仙台市秋保で工房「海馬」を主宰。ガラスに対する自らの世界観をもとに、ガラスの素材の研究開発から作品制作までのプロセスをアートワークとして考え活動。サハラ砂漠の砂から創りだすガラス作品から始まり、現在はさまざまな場所の砂からガラスを創りだすプロジェクトを展開し作品を制作している。ジャンルにとらわれない自由な表現の作品は、器やオブジェ、照明等、多岐にわたる。モロッコ王国・王室へ作品を献上。2013年グッドデザイン賞受賞。


＜桐箱（木箱）について＞
リサイクル・リユースの観点から、再利用できる桐箱にしました。
桐箱にはグラスや日本酒を保護するための仕切り板が入っていますが、この仕切り板は取り外すことができます。
中身を取り出した後は、みなさまの大切なものを収める箱としてご利用ください。


＜「よいがらす」のマークについて＞
よいがらすのマークには、グラスの形状のモチーフの中に、３つの層が重なり合っています。
それぞれの層は、雨（水）、稲穂・人、土をイメージし、それらの積み重なりは、杜氏、蔵人の技術の積み重ね、酒造りの伝統の積み重ねをイメージしています。